主なオフィス家具の種類や特徴について説明致します。

オフィスデスク

【主な種類】

片袖机 機能・特徴
机の片側に引き出しが付いているタイプの机です。
引き出しは右側に付いている(右片袖机)のも、左側に付いている(左片袖机)のもありますが、一般的に普及されているのは右片袖机になります。

片袖机のメリットは引き出しが付いている事による、必要な書類などの収納効率の良さと、事務作業にはちょうどいいサイズの机という点があげられます。

デメリットは引き出しの位置が固定されているので使い方がある程度限定されてしまうこと。机を移動するときに引き出しが付いている分重くて動かしづらい点があげられます。

両袖机 機能・特徴
書類など収納できる引き出しが左右両方付いているタイプの机です。
引き出しが左右についている分サイズが多いのが特徴で、基本的には管理職など役職者向けの方が利用するケースが多いとされます。
特徴はやはり収納の多さにあり、左右合わせて段ボール箱4箱分の書類が収納することが可能と言われております。
左右別に施錠できることもありセキュリティも高いとされています。
平机 機能・特徴
オフィスデスクの中で最もシンプルなタイプで、片袖机や両袖机のように収納する引き出しがついておらず、天板下に薄い引き出しが付いている、もしくは何もついていない机を指します。
平机のメリットは引き出しが無いことによる足元のスペースが広々としており、窮屈さを感じにくく、快適度は片袖机、両袖机より高いとされています。
また、ワゴンや脇机を机の横に設置することで、片袖机や両袖のように使えるカスタマイズ性の高さも特徴です。
役員机 機能・特徴
役員机は木材をふんだんに使用し、高級感のある机であることから、その名の通り役職者が使用する机と位置づけられています。
エグゼクティブにふさわしい風格のある商品が多く、各メーカーがこだわりを持って生産しています。

機能としては平机、片袖机、両袖机とほぼ同じでコンセントやLANケーブル電話線をつなげる機能や、パソコンのモニターやキーボードなど各種配線を収納する通し穴が付いているものもあります。

オフィスチェア

【主な種類】

ローバックチェア 機能・特徴
オフィスで使われているチェアのほとんどを占めるのがこのローバックチェアです。
背もたれの低いチェアのことを指して言います。
通常のオフィスワークの場合、背もたれにしっかり寄りかかって作業する必要性は少ないでしょう。
価格も他のミドルバック・ハイバックチェアーと比べてお手軽な価格設定となっております。

ミドルバックチェア 機能・特徴
ミドルバックチェアは背の高さが中間のミドルタイプとなるチェアを指して言います。
オフィスチェアはローバックタイプが一番多く、その次にハイバックタイプとなります。
中間に位置するミドルバックタイプのチェアは種類や流通量が多くなくマイナーな存在と言えます。

では、どのような場合に選ばれるかというと
ハイバックチェアは偉そうでなんだかオフィスにそぐわない
ローバックチェアは背もたれが低くて長時間座ると疲れそう等という場合ミドルバックチェアの出番です。
ミドルバックチェアは背もたれのサイズがそこそこあるものの、見た目を主張しすぎず、目線を邪魔することもないのでオフィス全体が見渡しやすくオープンな雰囲気になると言われております

ハイバックチェア 機能・特徴
ハイバックチェアは背もたれが一番高いタイプのチェアとなります。
明確に何cm以上がハイバック、何cm以下がローバック、ミドルバック、などといった定義はなく、他の種類のローバックと変わらないハイバックタイプもあると言われています。
ハイバックタイプは、背面を幅広くカバーするためにゆったり座ることができ、安心感があるのが特徴です。
また、役員用や、いわゆる高級チェアに分類されるものは基本ハイバック仕様になっております。

ミーティングチェア 機能・特徴
ミーティングチェアは大きく分けて3種類あります。
チェアを収納する際に縦に積み重ねることが出来るスタッキングタイプ、座面を跳ね上げて主に水平方向に重ねることが出来るネスティング(ネスタブル)タイプとどちらの機能もついていない普通のタイプになります。
その中でさらにキャスターが付いているもの、肘、メモ台等が付いているものがあります。
収納のしやすさが特徴の椅子でもありますが、研修や講義などで長時間座っていても快適な座り心地を実現する工夫をしてある製品も多数ございます。

脇机

脇机 機能・特徴
オフィスデスクのサイドに置く引出状の脇机の事です。
脇机はオフィスデスクと同じ高さになっておりデスクの下には収納できません、デスクの横に並べて使用するとデスクの上が広々使え、デスクの上の置ききれない場合でも脇机の上に置くことで解決致します。
2段机、3段机、4段机と種類があり、2段机はA4ファイルが上下2段どちらも収納出来るタイプ、
3段机は引き出し1段目はペントレーやちょっとした小物が入り、2段目と3段目は同じサイズの引き出しが採用されている場合が多いです。
4段机は、1段目がペントレーやちょっとした小物が入り、2、3段目は小物、4段目がA4ファイルが収納できるタイプとなります。

ワゴン

ワゴン 機能・特徴
脇机と違い、平机等の下に配置するタイプがワゴンです。
オフィスデスクの下に配置できるので省スペース化にも貢献できます。
こちらも2段、3段、4段と種類があり2段ワゴンはA4サイズのファイルがどちらの引き出しにも収納できるタイプ
3段ワゴンは一般的なタイプとされており、1段目がペンや小物などを収納、2段目は簡易的な書類等、3段目はファイルをそのまま収納できる形式となります。
4段ワゴンは1段目がペンや小物などを収納、2、3段目は簡易的な書類等、4段目はファイルをそのまま収納できます。

書庫

【主な種類】

両開き書庫 機能・特徴
両開き書庫は収納の書庫に観音開きの扉を指して言います。
オフィスの美観とセキュリティに配慮しており、施錠も可能です。
開けるとほぼすべてのファイルが見渡せるつくりなのが特徴です。

オープン書庫 機能・特徴
オープン書庫とは、収納の書庫に扉がついていない中が見渡せるオープンな造りの書庫を指して言います。
収納した物が一目で分かる検索性の高さと他の書庫に比べて比較的安価なのが特徴です。

引き違い書庫 機能・特徴
引き違い書庫とは、収納の書庫にスライド式の扉がついていて、左からも右からも
スライドすることが出来る書庫を指しています。
扉を開ける際に余分なスペースを取らない点で、限られたオフィススペースを圧迫させずにすむことです。
スチール製の扉とガラス製の扉の2種類があり、スチール扉の場合は扉を全開にしても書庫の中の半分ほどしか見えませんが
ガラス扉の場合視認性は向上しておりますが、ガラスという材質上を扉を破損させ中身を持ち出すのは難しくなく、セキュリティ性は若干低くなっております。

上下書庫 機能・特徴
上下書庫とは、単体書庫を上下に連結したものを指して言い、様々な組み合わせがあります。
用途に応じて様々な組み合わせから選んで採用出来るのが特徴です。
上下の連結はビスで行います。またそれぞれの書庫が通常の書庫に比べ小さく軽いので搬入、設置で容易であると言えます。

ロッカー

ロッカー 機能・特徴
会社や、更衣室などで使う事務ロッカーです。
様々な種類があり、1人用の荷物や衣類が収納できる1人用のロッカーから1つのロッカーを人数分に施錠できる区画がある多人数ロッカーがあります。
多人数ロッカーは人数が多くなるほど1人あたりのサイズが小さくなるので用途に応じて選ぶ必要があります。
他にもワードローブと呼ばれる洋服箪笥のオフィス用の製品や、シューズ用のロッカーなどの種類があります。

棚・ラック

機能・特徴
様々な物を並べることが出来る陳列棚です。
軽量棚、中軽量棚、中量棚と棚板1段辺りの積載量によって分類されています。
軽量棚は70~150kg、中軽量棚は200kg程度まで、中量棚は300kg~500kg程度が積載量とされています。

テーブル

ミーティングテーブル 機能・特徴
打ち合わせや商談などに使われるテーブルです。
最大で4~6名が着席して用いるようなテーブルとなります。
一般的な長方形以外にも、舟型、長円形、D型など様々な形がありバリエーション豊富なのが特徴です。

会議用大型テーブル 機能・特徴
大型の会議用テーブルです。
ミーティングテーブルとの違いはサイズですが、定義上の厳密な境界は無いようです。
会議用大型テーブルは最大8名以上が着席して用いるようなサイズのテーブルのことを指して言います。

サイドスタックテーブル 機能・特徴
天板を垂直に立てれるようになっておりスタックする(詰め重ねる)事により使わない時にスペースをとらずに収納する事ができるのが特徴です。
主にセミナーや大人数での会議等で用いられます。

応談テーブル 機能・特徴
丸型や角型などの種類があり。
主に休憩用、1対1の軽い打ち合わせ時に用いられるテーブルです。

パーテーション

パーテーション 機能・特徴
部屋の空間を仕切る機能を持つ間仕切りの事で、パネル上辺が天井に接触していないものを「ローパーテーション」、逆に天井に接しているものを「ハイパーテーション」と言います。
ローパーテーションには単独で自立しているもの、複数枚を連結させ、直線状やL字、T字状等必要に応じて組み合わせれる形式があります。
また、サイズ、素材、色の種類は多岐に渡り、簡素なものからデザイン性の高いものまで多種多様な製品があります。

ホワイトボード

ホワイトボード 機能・特徴
オフィスの会議や打ち合わせ等の議事録を書きとめる際に使用します。
ホワイトボードには、以下の様な種類分けがされています。

表面仕上げ
表面にガラス質を焼きつけるホーロー加工とメラニン塗装とがあり、ホーロー加工のほうが耐久性に優れ、消去性が低下しにくいとされメラニン塗装より高価になります。

片面、両面
両面書けるタイプのほうが高価です。

自立脚の有無
壁掛け用とキャスター脚自立するものがあります。

罫線の有無
行動予定表等用など予め罫線が引かれているものがあります。

電子対応
ホワイトボード単体で盤面の記載内容をプリントアウトできたり、パソコンに接続できるホワイトボードもあります。

応接セット

応接セット 機能・特徴
会社の企業活動において、来客者の応対や、商談に使用されるスペースが応接室です。
そこに来客者を通して腰掛けてもらうのが応接セットです。
カタログなどでよく見るのは3人用ソファ×1、1人用ソファ×2・センターテーブル×1という最大5名での組み合わせで掲載されていることが多いです。
上貼り素材や、内部構造によって価格が大幅に変わってきます。
応接セットにおける座り心地、耐久性の部分において関わり深いのは衝撃吸収材の部分です。
衝撃急材は様々な種類があるので購入の際に参考にしてみると一度調べてみると良いかもしれません。

カウンター

応接セット 機能・特徴
カウンターにはハイカウンターとローカウンター、無人タイプのインフォメーションカウンターがあります。、ハイカウンターは訪問者が立って受付者と対面する形式のもので、受付者は座って対面するもの、立って対面するもの両方ございます。
ローカウンターは訪問者と受付者の双方がチェアに座って差し向かう形式のことを言います。
オフィスにかぎらず、銀行・官公庁・店舗などでも用いられます。

インフォメーションカウンターは無人のエントランスに、訪問者が訪いを入れる端末を設置するカウンターとなります。